エステ開業

自宅サロンの照明はなにがいい?雰囲気を作る照明の活用法をご紹介!

自宅サロンを開業するとき、せっかくなら内装にもこだわりたいですよね。そんな中でもサロンの雰囲気に合った目を惹くおしゃれな照明があるとサロンの雰囲気がぐっと素敵なものになります。

今回は、そんな照明の選び方を以下の3つのポイントに分けてご紹介します。

  • 照明の種類と特徴
  • 照明と明度で作る空間演出の方法
  • エステのコンセプトにあわせた照明器具の選び方

インテリアショップなどでお店のスタッフに尋ねる事も可能ですが、基本的な知識を身に着け、どんな照明が欲しいのかをきちんと把握しておけば、照明探しもスムーズに進みます!

自分のサロンに置く照明を探し中の人はもちろん、サロンのオープンや改装を考えている人にも使える内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

まずは照明の種類や特徴を簡単にご紹介!

照明は大きく下記の2つに分かれます。

照明の種類

全体照明

部分照明

それぞれの種類からさらに細分化されていきますが、ここでは、

  • 全体照明と部分照明の違い
  • 全体照明の種類
  • 部分照明の種類
  • 照明と一緒に使えるアイテム
  • 電球の種類

について簡単にご紹介します。それぞれの照明の種類によって特徴やメリットデメリットは変化しますので、自分の自宅サロンにはどんな照明がいいのか、欲しい照明はどんなメリットがあるのかなどもぜひチェックしてみてくださいね!

全体照明と部分照明の違いは何?

照明と一口に言っても、種類は様々あります。その中でも、全体照明と部分照明の違いは以下の通りです。

  • 全体照明…部屋全体を照らす。
  • 部分照明…欲しい所を重点的に照らす補助照明。アクセントとしても。

全体照明は、その部屋の床面積分を平等に明るくするものです。ですので、施術内容によっては明るさが足りなかったり、逆に明るすぎる場合があります。照明の種類や調光機能を使ってある程度調節は可能ですが、サロンによっては必ず必要なものではありません。

部分照明は局所照明とも呼ばれ、全体照明に対しての補助の役目があります。他にも、部屋のアクセントとして使用したり、全体照明を使用せずに部分照明を多用することによって、サロンの雰囲気や明るさを調整することもできます。

全体照明にはどんな種類がある?

全体照明と一口に言ってもその種類は様々です。それぞれの種類により、多種多様なデザインがありますが、物件によっては注意が必要なものもあります。

全体照明で見られる、大まかな照明の種類は以下の通りです。

  • シーリングライト
  • シャンデリア
  • ダウンライト
  • ペンダントライト

シーリングライトは一般家庭でもよく使われる照明です。種類も様々で、取付が簡単なものが多いのも特徴です。

シャンデリアは多くの光源(電球)があり、360度の方向に光る事に加えガラスなどの反射が美しいのも特徴です。サイズにもよりますが、一般的に重たいものが多く天井の補強が必要な場合がほとんどです。合わせて、一目ぼれで購入してしまうと、天井の高さや部屋のサイズによってはかなり圧迫感が出てしまう場合もありますので、購入前には物件の天井の強度とサイズ感の確認が鉄則となります。

ダウンライトとは、天井に調節埋め込まれている照明を指します。1つ1つはそこまで明るくはありませんが、全体照明として利用する場合、複数のダウンライトを埋め込む事で明るさを確保します。工事が必要になるものではありますが、天井がかなりスッキリ見え、シャープな印象を与えるなどの利点があります。

ペンダントライトは、天井からつるすタイプの照明です。サイズによっては部分照明としてもつかえますが、全体照明として使われるものも多くあります。和風からモダンタイプまで種類がとても多いのも特徴です。

間接照明は天井や壁などに向かってライトを当て、その反射で部屋を明るくする照明です。部分照明としても使われますが、天井の四方などに間接照明を設置すれば、柔らかい印象を演出しながら、十分な明るさを確保できます。

部分照明の種類や使い方は?

部分照明は全体照明よりその種類も多く可動性も高いため、より細かな空間演出が可能になります。部分照明の大まかな種類は以下の通りです。

  • スタンドライト(フロアライト/テーブルランプなど)
  • ブラケット
  • ダウンライト
  • スポットライト
  • フェアリーライト
  • 間接照明
  • ペンダントライト

前述したように、全体照明でも言及されている照明もありますが、同じ名称でもサイズや光量が変わることで部分照明としても使われます。

スタンドライトは床置きのフロアライトと、デスクなどの上に置くテーブルランプの二種類に分けられます。シェード部分のデザインはもちろん、スタンド部分もシンプルなもの、可動性があるもの、デザイン性が高い物など種類豊富にあります。シェードの素材で雰囲気も大きく変わるので、季節によって変化させる事もおすすめです。

ブラケットは壁付けタイプの照明です。玄関や廊下などで使われることも多く、一度壁に光をあてる間接照明タイプのものが一般的で、より立体感のある空間を演出できます。

ダウンライトは全体照明で紹介したものと同じものです。単品で使うと部分照明の役割を果たします。

スポットライトは天井に付けるタイプやスタンドライトタイプなどもあります。照明器具の中でもピンポイントに光を当てられるため、空間演出から実用まで様々な使いかたができます。

フェアリーライトはたくさんの小さな電球からなる照明です。ネットタイプ、ロープタイプ、カーテンタイプなど種類も様々で柔らかく幻想的な雰囲気を演出できます。

間接照明は天井、壁、フットライトなどに分けられます。天井に広く設置する場合は、全体照明としても使われます。

ペンダントライトは全体照明としても使えますが、小さめのペンダントライトは部分照明として使われます。

照明と一緒に使えるアイテムはこちら

照明をより効果的、効率的に活用するためのアイテムを2つご紹介します。

おすすめアイテム!

シーリングファン

ダクトレール

シーリングファンは全体照明のシーリングファンとともに設置されるのが一般的です。見た目は簡易の扇風機のような形ですが、素材は木やプラスチックなどがあります。こちらはシャンデリアと同じく重量があるものも多く天井の補強が必要な場合があります。

ダクトレールは複数の小型のペンダントライトやスポットライトと共に活用します。天井に取り付けるカーテンレールのようなタイプが一般的です。ダクトレールの数や長さ、形によって照明そのものの可動域が大きく変わるため、デザイン性や利便性などを考慮した上で取り入れましょう。

電球は何を選ぶのが正解?

電球の種類は大きく以下の三つに分けられます。

  • 白熱灯
  • 蛍光灯
  • LED

白熱灯はその名の通り、発光時(通電時)に電球そのものが熱くなる電球です。消費電力が高く寿命も短いですが、暖かい光と雰囲気のあるデザインの多さが人気です。ただし、電球はかなり高温になるため、火傷や火事には十分な注意が必要です。

蛍光灯は白熱用に比べると消費電力はぐっと抑えられ、寿命も長くなります。一般的に、青白い光のタイプが多く、点灯に時間が掛かったり、電気がちかちかしやすいなどのデメリットはありますが、一般家庭やオフィスなどでよく使用されます。ただ最近は、電気の色や蛍光灯のデメリットを改善したものが増えてきています。

LEDは色の種類の豊富さ、8~10年という寿命の長さ、消費電力の低さ、などメリットの多さが特徴です。電球の形やタイプも白熱灯や蛍光灯に似せたものも多く作られており、一番選択肢が多いものと考えて間違いありません。初期投資の高さがデメリットですが、年々安くなっていることやランニングコストが安く寿命も長いため、トータルで見れば高い買い物ではありません。

照明の色と明度で変える!サロンの雰囲気と空間演出

照明の色は基本的に電球色、昼白色、昼光色の3色が一般的です。現在LEDの登場で電気の色はかなり豊富になっていますが、ここでは基本色と明度についてご紹介します。

電球色は一番暖かい色

電球色は一番オレンジに近い色で、視覚的に温かみや落ち着いた空間を演出する事ができます。

リラクゼーションサロンはもちろん、カウンセリングスペースや廊下、お手洗いなどでの利用がおすすめです。和室やブラウンが基調のサロンとの相性がとてもいいです。何よりもお客様にリラックスして頂きたい場合は電球色などの暖色系がおすすめです。

白昼色は一番太陽光に近い光

白昼色は白すぎず一番自然光に近い色となります。

爽やかだったりフェミニンな雰囲気のサロンとの相性がよく、明るい雰囲気を演出できます。他にも玄関にはもちろん、メイクスペースは白昼色の照明を使うと、メイクがしやすくなりおすすめです。

昼光色は青白すぎるかも

昼光色はかなり青白く緊張感が生まれる色なので、サロンでの利用は一般的ではありません。

施術などでどうしても必要な場合は部分照明などでの使用をおすすめします。昼光色はオフィスでの利用が一般的なので、事務作業などをするスペースでの

明度でも雰囲気は変えられる

特に、電球色の照明で言えることですが、照明の明度をコントロールすることでもサロンのイメージは大きく変わります。

明度を上げるためには照明そのものの光量が多いものを選んだり、部分照明を多用するなどの方法があります。明度を下げ、リラックスできる空間を作るためには、間接照明や部分照明を活用しましょう。

他にも、自宅サロンであれば、ほぼ100%窓があるため、プライバシーの対策を取りつつ、レースカーテンや遮光カーテンなどで部屋の明るさを調節しましょう。

エステのコンセプトに合わせた照明器具の選び方

ここでは、以下の2種類のイメージに合う照明器具やその素材をいくつかご紹介していきます。

  • アジアン
  • ビーチリゾート

今回例として挙げるのは、ベーシックなものです。これらを参考に、他のサロンの画像や色々なインテリア、照明器具のメーカーをたくさんみて、ピッタリの照明を見つけてくださいね!

アジアン風サロンはあたたかな色味がピッタリ

アジア系のサロンのおすすめは、

  • ラタン(かご)のランプシェード
  • 電球色のフットライト(間接照明)
  • ウッド調のスタンドライト

などです。ブラウンやオレンジ、ベージュなどがベースカラーとして使われる事が多いアジアン系のサロンは、ラタンや木、竹などとの相性がとてもいいです。直接光や白昼色だと明るすぎて雰囲気が変わってしまうこともありますので、オレンジ系の光や間接照明をうまく使えば、アジアンテイストを簡単につくりだすことができます。

ビーチリゾートとガラスは好相性

ビーチリゾート風と一口に言っても、イメージカラーや雰囲気は様々です。その中でも汎用性が高く、おすすめな照明は以下の通りです。

  • ホワイトベースのランプシェード
  • ガラス調のペンダントライトや部分照明
  • アクセントカラーのランプシェード

ビーチリゾート風などの爽やかなコンセプトは、ホワイト、ブルーなどをベースとしたランプシェードと好相性です。水を連想させるにはガラスなどが便利なので、小さい部分照明などを活用すると簡単に空間演出が出来ます。

まとめ

今回は自宅サロンで使える照明器具についてを中心にご紹介してきました。

冒頭でもご紹介した通り、自分で空間演出をするなら、基礎的な知識は不可欠なものとなります。照明は使い方次第で空間の印象を大きく変えます。照明器具そのものだけでなく、光の見え方や明るさにもこだわって、ぜひ、納得のいくインテリアを完成させて下さいね!

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