エステ

エステティシャンとは?仕事内容とやりがい・大変さについても解説

人を美しくしたり癒したりするエステティシャンの仕事に憧れる方は多いでしょう。

誇りとやりがいをもって働いているエステティシャンは、キラキラ輝いて見えますよね。

エステティシャンというと、手技や機器で施術を行っている姿がイメージされますが、具体的にはどのような仕事があるのでしょうか。

今回、解説していくのは、エステティシャンの仕事内容や職業にする方法についてです。

ほかにも、仕事のやりがいや、大変さについても紹介していきます。

「エステティシャンになりたい」「仕事内容が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

エステティシャンとは?

美容施術をする風景

エステティシャンは、手技や美容機器、化粧品を使って、肌やからだのケアをしたり指導を行ったりする職業です。

スキンケアやリラクゼーション、痩身や脱毛といった施術を、全身や特定の部位に対して行います。

エステティシャンには、肌やからだの構造や働き、化粧品や美容機器の役割など、美や健康に対する知識や技術が必要です。

エステサロンでの技術の提供だけでなく、顧客の悩みに基づいて、自宅でのケア方法や生活習慣のアドバイスも行います。

エステティシャンの仕事内容

エステティシャンの仕事は、主に次の4つに分類されます。

  • 施術
  • カウンセリング
  • 商品の販売
  • その他店舗業務

それぞれ詳しく解説します。

施術

エステティシャンの一番メインとなる仕事が、手技や美容機器、化粧品を使って、全身や特定の部位にアプローチしていく施術です。

エステサロンでの施術の種類は、大きく次の5つに分けられます。

  • フェイシャルケア
  • ボディトリートメント
  • 痩身
  • 脱毛
  • ブライダルエステ

フェイシャルケア

フェイシャルケアは、顔やデコルテ、首まわりに対して行う施術です。クレンジングや洗顔をしてから、マスクやピーリング、イオン導入などを行っていきます。

毛穴の汚れや肌の古い角質を取り除き、新陳代謝を促進したり美容成分を浸透させたりすることで、美肌づくりへアプローチしていくものです。

ボディトリートメント

ボディトリートメントでは、オイルやクリームをからだに塗布し、手技や美容機器によってほぐしたりリンパの流れを促したりしていきます。

エステはあくまで美容面でのアプローチなので、目的はリラクゼーションで医療行為は行いません。

また、フェイシャルと同様に、古い角質を除去し美肌に導くなど、肌のケアも行います。

痩身

痩身は、むくみや脂肪の除去により、からだをすっきりさせる施術です。脂肪やセルライトをもみほぐし、機器によって余分な脂肪の溶解や破壊を促していきます。

また、発汗で老廃物を体外に排出させるために、温浴などでからだを温めたり、機器で筋肉運動をさせたりも行います。

脱毛

脱毛には医療脱毛と美容脱毛があり、エステサロンが行うのは美容脱毛です。

美容脱毛には、光を照射させて脱毛する光脱毛と、ワックスを肌に塗布し剥がして脱毛するワックス脱毛があります。

美容脱毛は何度も行う必要がありますが、医療脱毛ほど強力ではないので、敏感肌でも受けやすいのが特徴です。

ブライダルエステ

ブライダルエステは、結婚式を控えた花嫁に対して行うエステです。ウェディングドレスを着たときにきれいに見えるよう、気になる部位に対してアプローチしていきます。

肌が露出するフェイシャルやデコルテ、背中や二の腕を中心に施術したり、ウェスト周りをすっきりさせるボディメイクなどがメインです。露出部分のムダ毛処理もあります。

カウンセリング

カウンセリングは、施術と同じくエステティシャンの大事な仕事です。肌質やからだの状態、目的や希望などを聞きながら、適切な施術やケアのプランを提案していきます。

生活習慣や食事内容、使っている化粧品についても伺い、ホームケアやライフスタイル、食生活の改善などもアドバイスします。

商品の販売

エステサロンで取り扱っている商品や、施術で使った化粧品等の販売もエステティシャンの仕事です。

エステの効果は、サロンでの施術だけでなく自宅でのケアも行うことで高まります。顧客が目指す目標や結果を得るために、必要な商品を提案し使い方やポイントを説明することも大切です。

その他店舗業務

顧客の来店受付や会計、予約管理などもエステティシャンの仕事です。店舗の掃除やタオル類の洗濯といった衛生管理、商品の在庫チェックや発注、管理などもあります。

新しい機器が導入されたら、研修を行ったり練習したりする時間も必要です。次の日の予約の確認や業務の割り振り、顧客情報はミーティングで共有します。

エステティシャンの仕事は施術やカウンセリングが目立ちがちですが、細々とした仕事もたくさんあることを理解しておきましょう。

エステティシャンになる方法

エステティシャンは特別な資格や免許が必要ないため、未経験でもなれる仕事です。エステティシャンになるには、主に3つの方法があります。

  • エステサロンに就職する
  • エステスクールで学ぶ
  • 美容の専門学校に通う

それぞれ詳しく解説します。

エステサロンに就職する

エステサロンでは、未経験の方も積極的に採用しています。「このサロンで働きたい」「この施術のプロになりたい」という希望があれば、思い切って飛び込むのもいいでしょう。

未経験の場合は、事務仕事やサポートをしながら、サロンワークについて学んでいきます。最初にある程度を研修で学び、その後は働きながら練習を重ねて、スキルを磨いていくケースが多いでしょう。

お給料をもらいながら働けるメリットはありますが、仕事優先のため知識や技術を身に付けるのに時間がかかります。

エステスクールで学ぶ

エステスクールは、専門の知識や技術を集中的に学べます。自分の都合に合わせて通えるので、短期集中で学ぶのも可能です。

エステに特化したスクールで、認定校では資格の取得もできます。会社員として働きながらや家事などの合間を使って、エステティシャンを目指す方におすすめです。

美容の専門学校に通う

美容の専門学校では、エステ以外の美容の知識も学ぶことが可能です。幅広い知識や技術を得られる反面、2年のカリキュラムがあるので、エステティシャンになるまでに時間がかかります。

学費も必要なので、時間や費用面での負担は大きいでしょう。夜間コースや通信コースであれば、働きながら学ぶことも可能です。

エステティシャンの仕事のやりがい

エステティシャンの仕事のやりがいは、主に次の3つが挙げられます。

  • 顧客に美や健康を提供できる喜び
  • 最新の美容情報が得られる
  • 一生役立つスキルが身に付く

美容や健康に興味があり、自分磨きや人を幸せにすることが好きな人には、とても大きいやりがいがあると言えるでしょう。

顧客に美や健康を提供できる喜び

エステティシャンは、人をきれいにしてあげられる仕事です。

顧客は肌やからだに対して悩みやトラブルを抱えていて、それらを解決するためにエステサロンに通います。悩みやトラブルが解消され、顧客から感謝される喜びは、エステティシャン冥利に尽きるでしょう。

最新の美容情報が得られる

常に最新の美容情報を取り入れ、顧客に提供していくことも、エステティシャンの仕事になります。

エステティシャンを目指す人は、美や健康への興味が高い方が多いです。

仕事を通じて、化粧品や美容機器などの新しい情報が得られることも、やりがいにつながるでしょう。

一生役立つスキルが身に付く

エステティシャンとして身に付けた知識や技術などのスキルは、一生なくなることがありません。

結婚や出産などでライフスタイルが変わっても、自分のペースに合わせた働き方ができます。エステティシャンとして、個人で独立開業することも可能です。

年齢を重ねても第一線で活躍できるスキルを持てるのは、大きな魅力でしょう。

エステティシャンの大変なところ

やりがいがある半面、大変なこともあります。エステティシャンが大変だと感じるのは、主に次の3つです。

  • 体力的な負担が大きい
  • 人と接することでのストレスがある
  • 営業面でのプレッシャーがある

やりがいよりも大変なことが上回らないように、自分のケアも大切です。

体力的な負担が大きい

エステティシャンの仕事は、からだが資本です。施術では、立ちっぱなしでずっと前かがみの姿勢でいることも少なくありません。

からだのもみほぐしでは、全身を使って行うため体力も必要です。長く続けていると、腰痛や腱鞘炎などに悩まされることもあります。

人と接することでのストレスがある

エステティシャンはサービス業なので、顧客と会話をすることで信頼関係を築くことも大切です。

しかし、ちょっとした言葉の行き違いや確認不足で、トラブルになることもあります。場合によっては、大きなクレームに発展することもあるでしょう。

トラブルの解決やクレームの対処で、疲弊してしまうこともあります。

営業面でのプレッシャーがある

インセンティブによる給料の増減や、獲得数のノルマがあるエステサロンもあります。思ったように営業できないと、焦りからプレッシャーを感じることもあるでしょう。

新規顧客を獲得しても、次はリピーターになってもらえるよう努力しなければなりません。

エステティシャンの仕事を続けていくためには、ストレスやプレッシャーとうまく折り合っていく必要があります。

まとめ

エステティシャンは、顧客の悩みや要望に寄り添い、美や健康に導く仕事です。

特別な資格や免許は必要ないので未経験から始められ、一生もののスキルを身に付ければ長く働き続けることもできます。

技術職であるとともにサービス業でもあるので、ストレスやプレッシャーもなくはありません。しかし、喜んでもらえたときには、この上ないやりがいを感じられるはずです。

エステティシャンを目指したい方は、自分にあった学び方でスキルを磨き、理想のエステティシャンになる夢を叶えましょう。

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