効果が出やすく、売り上げにもつながりやすいと注目されている、ハーブピーリングでのエステサロン開業。
特別な技術が不要で低資金から開業できるため、未経験でも始められます。
今回は話題のハーブピーリングについて、サロン開業に資格がいるのか、導入にどんなメリットがあるのかを解説していきます。
開業時の注意点や流れについても紹介しているので、ハーブピーリングでのエステサロン開業を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ハーブピーリングとは？
ハーブピーリングは天然由来の成分を肌に塗布し、古い角質の代謝を促すことでターンオーバーを促進させて、肌トラブルの改善を目指すエステメニューです。
施術は、顔だけでなく体全体に行うことができます。
ケミカルピーリングとの違い
ピーリングには、天然由来のハーブピーリングと化学成分を使ったケミカルピーリングとがあります。
ふたつの違いは、成分や肌表面の古い角質の落とし方です。
ハーブピーリングは天然成分で古い角質を落とすのに対し、ケミカルピーリングでは酸性の薬剤で溶かすことで、新陳代謝を促しターンオーバーを促進させます。
施術の過程は同じですが、ケミカルピーリングは肌が弱い方には刺激が強く、施術中に強い痛みを感じやすいです。
また、化学成分を使用しているため、肌に直接塗布することに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
ハーブピーリングが注目される理由
ハーブピーリングが注目される理由は、ケミカルピーリングに比べて安全性が高いことと、肌トラブル改善の効果を感じやすいことでしょう。
ハーブピーリングも、提供するメーカーによって配合成分が異なり、肌が剥離するタイプと剥離しないタイプがあります。
乖離するタイプは、肌を剥くため比較的刺激が強く、施術後はしばらく洗顔やメイクができません。
一方で、乖離しないタイプは、効果がゆるやかなものの刺激が少なく、すぐに洗顔や化粧が行えます。
ハーブピーリングは資格が必要？
ハーブピーリングは、国家資格や免許が必要ないので、商材さえあれば未経験でもエステサロンを開業することが可能です。
商材を提供するメーカーが講習などを行っているケースが多いので、受講することで基本的な技術や知識が得られます。
エステティシャンには国家資格はありませんが、民間団体による認定資格があるため、ゆくゆくはエステメニューの幅を広げたい、スキルの向上を目指したいという方は、資格取得を考えてもいいでしょう。
ハーブピーリングのサロンを開業するメリット
ハーブピーリングでエステサロンを開業するメリットは、次の3つが挙げられます。
- 特別な技術や美容機器が必要ない
- 効果が出やすく売り上げにつながりやすい
- 低資金での開業が可能
それぞれ、具体的に解説していきましょう。
特別な技術や美容機器が必要ない
ハーブピーリングは商材メインの施術なので、特別な技術や美容機器が必要ありません。
商材を購入して使い方をマスターしたら、すぐにでも始められます。
美容院やネイルサロンなどの一角で始めることもできますし、ハーブピーリングから始めてほかのメニューを増やしていくなど、横展開がしやすい点もメリットでしょう。
効果が出やすく売り上げにつながりやすい
ハーブピーリングは、効果が出やすいため売り上げにつながりやすい商材です。
エステサロンでは、新規顧客を獲得しリピーターになってもらうことで安定した売り上げが得られます。
ハーブピーリングは1回の施術でも効果が期待でき、定期的な施術で肌の状態が安定するので、継続して通ってもらいやすいのです。
効果を高めるには自宅でのケアも大切なので、ホームケア商品の物販も同時に行えば、売り上げアップも期待できます。
低資金での開業が可能
事業を始める時は開業資金が必要ですが、ハーブピーリングは低資金での開業が可能です。
小スペースで施術できるため、自宅やマンションの一室でも開業できます。自宅であれば家賃が必要ないので、かなり資金を抑えられるでしょう。
高額な美容機器を揃える必要もなく、商材さえあれば開業できます。
ハーブピーリングでサロンを開業するときの注意点
一方で、ハーブピーリングでエステサロンを開業するときには注意点もあります。
- 肌や化粧品の知識を深める
- カウンセリングをしっかり行う
- トラブル防止に免責同意書を用意する
なにに注意したらいいか、しっかりチェックしていきましょう。
肌や化粧品の知識を深める
お客様に安心して施術を受けてもらうためには、肌や化粧品の知識は欠かせません。
ハーブピーリングは、商材を肌に塗布し、肌トラブルの改善を促すものです。施術後には赤みやかゆみがでたり、一時的にニキビがひどくなったりと、何らかの症状が出る可能性もあります。
肌や化粧品の知識があれば、お客様を安心させたり、必要なケアを教えることができるでしょう。
カウンセリングをしっかり行う
ハーブピーリングでは、カウンセリングをしっかり行うことも大切です。
肌トラブルや肌に対する悩みは、ひとりひとり異なります。
何に悩んでいるのか、何を改善できたら嬉しいのか、ひとりひとりに寄り添ったカウンセリングを行うことで、満足度の高い施術が行えるでしょう。
トラブル防止に免責同意書を用意する
顧客とのトラブル防止のために、免責同意書を必ず用意しましょう。
ハーブピーリングでの免責同意書とは、施術後にトラブルが発生したときにサロン側には責任がないことを、お客様側にあらかじめ同意してもらうものです。
免責同意書がないと、何らかのトラブルがあった場合、お客様に原因があったとしてもサロン側の責任になりかねません。
そうならないために、施術前に体調を確認して、想定されるリスクに納得してもらった上で、免責同意書にサインしてもらうことが大切です。
ハーブピーリングでサロンを開業するときの流れ
ハーブピーリングでエステサロンを開業するときは、次の手順で進めていきましょう。
- 商材を決めて研修を受ける
- サロン開設の準備をする
- 開業届けを提出する
それぞれ何が必要か、解説していきます。
商材を決めて研修を受ける
ハーブピーリングのサロンを開業するときは、使用する商材を決めて必要な研修を受けることから始めましょう。
ハーブピーリングは導入しやすい商材ですが、ひとりひとりの肌の状態に合わせた施術やカウンセリングが必要なため、知識とスキルを身に付ける必要があります。
未経験の方は継続して研修を受けられたり、開業サポートがあったりすると安心でしょう。
サロン開設の準備をする
知識やスキルを身につけながら、開業の準備も進めていきましょう。
まずは、自宅やマンションの一室で行うのか、賃貸物件を借りるのかなど、どこにサロンを開設するかを決めます。場所が決まったら環境を整え、必要な設備や備品などを揃えていきましょう。
ある程度準備できたら、モデルを募って施術やカウンセリングの練習を重ねるのがおすすめです。実際やってみることで改善点も分かるので、より完成された状態で開業できます。
エステサロンの開業準備については、次の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
開業届けを提出する
サロンの準備ができて開業日が決まったら、税務署へ「開業届け」を提出しましょう。
同時に「青色申告承認申請書」を提出しておくと、確定申告で税制優遇を受けられます。
ハーブピーリングサロンで成功するポイント
最後に、ハーブピーリングサロンで成功するポイントを紹介します。成功のポイントは、次の2つです。
- 他のサロンとの差別化や強みとなる商材を扱う
- カウンセリング力とアフターフォロー
どういうことか、解説していきます。
他のサロンとの差別化や強みとなる商材を扱う
ハーブピーリングのエステサロンで成功するためには、商材選びが大切です。
商材によって剥離のありなしや、刺激の強弱、ダウンタイムの長さが異なります。刺激やダウンタイムが少ないことは、お客様にとってメリットです。
ホームケア商品が充実していれば、物販でも売り上げを立てられるので、経営が安定します。
カウンセリング力とアフターフォロー
お客様から信頼されるサロンになるためには、適切なカウンセリングやアフターフォローができるかどうかも大切です。
このサロンに来てよかったと思ってもらうためには、お客様の悩みや期待に対して、結果の見える施術を行うこと。そのためには、肌の状態や生活習慣、使っている化粧品など、徹底したカウンセリングが必要です。
ハーブピーリング後は、普段と肌の症状が変わることもあります。
お客様が肌トラブルを感じたときに対処法を提案したり、ホームケアのやり方をアドバイスしたりと、適切なアフターフォローも必要です。
信頼が得られれば、リピーターや新規顧客獲得につながり、安定した運営ができるようになるでしょう。
ハーブピーリングで憧れのサロン開業を目指しましょう
ハーブピーリングは高度な技術や美容機器が必要ないため、未経験でも開業しやすいのが魅力です。
肌への効果を感じやすいので、顧客が獲得しやすくリピーターを得られやすいのもメリットになります。
導入しやすくメリットの大きいハーブピーリングで、憧れのサロン開業を目指しましょう。
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